くれっしぇんどのカフェラテ

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【剣盾S22シングル 最高1970最終1918】サンダーラオスと爆速スカーフ黒バドレックス【最終602位】

こんにちは!くれっしぇんどこと、だいきです!私事ですが、もうすぐ夏休みが終わりそうでビクビクしたり、外の秋の風の匂いが心地良くてエモくなったり、ランクバトルで勝てなくてギャーってなったり感情の高低差が激しいです。

 

さて、今回は剣盾シングルバトルシリーズ22において、自己最高レートと最高順位を更新しましたので、構築記事を初めて書いてみることにしました。拙い文章ですが、最後までお付き合いしてくださると幸いです。

 

こちらパーティ画像です。

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バドレックスのA個体値が妥協してたりPP増やしてないのがあったり色々不備があるのでレンタルパーティはありません。

 

【戦績】

TN Daiki

最終602位

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142戦 89勝 53敗

最高レート 1970

最終レート 1918

 

【構築経緯】

この環境で戦うならザシアンか黒バドレックスがいいだろうなと考え、ザシアンはシールド勢で使えなかったので黒バドレックスを使うことにした。

その中でもミラーで上をとりやすく、ヒヒダルマなどのスカーフポケモンの上をとったり、メタモンに50%で勝ったりできるようになるこだわりスカーフバドレックスを採用。

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バドレックスに出されるブラッキーやポリゴン2などのバドレックス受けを起点に裏の敵を崩しに行けるようにいのちのたまを持った連撃ウーラオスを採用。

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ウーラオスとザシアンが対面した際の引き先としてゴツゴツメットを持ったHBサンダーを採用。一応基本選出は黒バドレックス+連撃ウーラオス+サンダーとなっている。

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相手のアタッカームゲンダイナやイベルタル、黒バドレックスに出して、交代先に想定外の火力を押し付けるためにこだわりハチマキバンギラスを採用。

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ムゲンダイナ受けループの対策枠にカプ・テテフを採用。

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最後に、相手のカイオーガやゼルネアスの対策として、汎用性のありそうなヨプのみナットレイを採用。

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これで構築が完成しました。

【使ったポケモン

バドレックス(こくばじょうのすがた)

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特性:くろのいななき

持ち物:こだわりスカーフ

育て方:臆病 H4 C252 S252

わざ:アストラルビット サイコショック ドレインキッス  トリック

 

この構築のエース。こだわりスカーフを持ったバドレックスは普通耐久に努力値を回すことが多いが、このバドレックスはなんと臆病最速!こんなやばいバドレックス使ってるの僕だけだと思います。

 

技構成は最高打点のアストラルビット、エスパー技兼特殊受けを倒すためのサイコショック、悪タイプに打つフェアリー技ドレインキッス、そしてスカーフを押し付けるためのトリックです。メタモンにコピーされてもこちらのバンギラスで止めることが可能な技構成となっています。

 

なんでスカーフバドレックスを最速にしているかと言いますと、色々理由があります。

1つは、バドレックス受け+ザシアンという並びに対抗するためです。バドレックス受けにスカーフを押し付けてもなお、ザシアンに睨みを聞かせることが可能です。

2つ目はねばねばネット展開に強く出ることができるという点です。ネットパーティにはスカーフを持ってるポケモンはほぼほぼいないため、簡単に上からアストラルビットを打って相手を破壊することができます。

3つ目の理由として単純にめちゃくちゃ速いということがあります。どのくらい速いかと言いますと、

 

最速ゼルネアスがジオコントロールしてもこのバドレックスを抜くことはできません...!!

 

速すぎんだろ...

 

なのでゼルネアスはナットレイのジャイロボールで削ったあとサイコショックを打ってくろのいななきの起点にすることが可能です。

また、これは言い換えれば麻痺状態になってもS種族値99以下のポケモンには先制できるということなので、ボルトロスに電磁波を入れられても裏次第ではそのまま突破できたり、ジガルデにへびにらみされても上から攻撃できるといった利点があります。

他にもちょいちょいいたかるわざの発動したフワライドの上からアストラルビットを打ったり、とにかく速すぎます。

 

他にもバドレックス対面での安心感が違う、構築で重いレジエレキを何もさせずワンパンできる、メタモンにワンチャン掴めるなどの利点があります。

 

最後に一つ言っておく。

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『時は加速』する。

(速すぎてメイド・イン・ヘブンと化したバドレックス)

 

カプ・テテフ

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特性:サイコメイカ

持ち物:たべのこし

育て方:ひかえめ H236 B4 C204 D4 S60

わざ:サイコショック ムーンフォース めいそう ちょうはつ

 

努力値調整は、こちらのくろこさんのカプ・テテフのものを使用。

youtu.be

流行っていた図太い H204 B156 S148という調整のムゲンダイナに対して、

D↑1で、相手のムゲンダイナのヘドロ爆弾を大体二回耐え、C↑1で、フィールド込みサイコショックで87.5%で一発で倒すことができる。

この枠はチョッキやいのちのたまで試していたが、火力がなかったり、ヘドロ爆弾が怪しかったりで、結果瞑想型を使うことになった。

ただ、動画で使われているものはねむカゴ型であるが、それだと爆増していたまもみがムゲンダイナに勝てないため、そのムゲンダイナを意識して挑発を採用。挑発自体受けループに強めなのでいい変更だったと思う。最後に、HPの回復ソースとしてたべのこしを持たせた。

 

わざ構成について、ラッキー意識のエスパーわざサイコショック、悪タイプに打つタイプ一致打点ムーンフォース、崩しの手段の瞑想、ちょうはつとなっている。

 

運用方法としては、まずバドレックスを出してスカーフトリックをする。そのあと、そのポケモンを起点に瞑想を積んで相手をぐちゃぐちゃにする、といった具合に展開していく。

 

相手のヘドロ爆弾を二回受けたあと、HPがミリのときにスカーフバルジーナに上から攻撃されて倒されることもあったので持ち物は混乱実でもいいかもしれない。

 

また、こちらのいろっチャンネルさんのタスキテテフ×メガネ黒バドのコンボを意識させて、バドレックスをメガネだと誤認させるために黒バドとテテフを上から2匹並べていた。

www.youtube.com

現に度々ザシアン軸にはザシアン+ポリゴン2+悪ウーラオス(メガネワイドフォース対策)という選出をされることがあり、こちらの基本選出の黒バドレックス+サンダー+連撃ウーラオスで勝ちやすくなるということがあった。

 

基本ムゲンダイナ入りか受けループ以外には投げないが、パルキアに2回くらい当たった時、他のメンツがパルキアに勝てないのでなくなくこいつを選出した。どっちも勝てた。

サンダー

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特性:せいでんき

持ち物:ゴツゴツメット

育て方:図太い H252 B252 D4

わざ:ボルトチェンジ ぼうふう こらえる はねやすめ

 

この環境でも最強の物理受け。エースバーンに対しても後出しできるのがやっぱり強い。主にウーラオス、ゴリランダー、ザシアンなどに繰り出していく。広く受け出せるようにHBぶっぱの調整。

わざは、対面操作技兼タイプ一致技のボルトチェンジ、最高打点のぼうふう、ゴツメや静電気の回数を増やすこらえる、回復技のはねやすめである。

 

こらえるという技はめちゃくちゃ優秀で、ゴツメサンダーと噛み合いすぎていると思っている。(優秀すぎてヘイトが溜まっているらしいが...)

 

まず、ゴツメによる削り性能の上昇である。ザシアンにあと投げした後にこらえるをすれば、後投げしたターン+堪えたターン+サンダーにとどめを刺したターンで三回相手はゴツメに触れることになり、バドレックスのアストラルビットの圏内に入れることができる。実際はこれに加えて二連こらえるでさらに削ることも可能である。これが主な理由であり最大の理由である。

 

そして、これに加えて特性せいでんきの試行を稼ぐこともできる。ザシアンの例で言えば、麻痺することで上からはねやすめを打ってさらにゴツメダメージを重ねたり、麻痺による行動不能を待つことも可能である。行動不能になればそこに暴風を打ち込んで混乱のチャンスを狙い、無償突破することも...。ザシアンがこおりのきばを採用していてじゃれつくを持っていない場合、麻痺させれば完全に受け切ることも可能である。

 

こらえる込みで静電気の試行回数は3回あるが、麻痺痺れを引かなくても、どこかで麻痺状態にすることができればウーラオスでザシアンを縛ることが可能になり、ウーラオスを動かしやすくなる。つまり静電気で上振れた時のリターンがとてつもなくでかいのである。

 

また、ザシアンでなくとも相手の一撃ウーラオスなんかは、例えばサンダーのHPが少々削れていても後出しして、こらえるで静電気の試行を稼いで麻痺を引けば受けきったり暴風で倒すことも可能である。

 

ちなみに、ターン管理にも役立ったりする。トリル白バドに全滅させられかけたときに、サンダーで一回こらえた後に黒バドを繰り出して、全員アストラルビットで倒したこともあった。HPミリのときにグラスフィールドの最終ターンをこらえるで凌いで、暴風でゴリランダーをしばいたこともあった。

 

そして、最後にこらえるの一番強い点を紹介する。それは、その強さに反して読まれないという点である。

相手としてはサンダーを後出ししてきたときに、電磁波を入れられたり、熱風でダメージを受けるのは避けたいため、攻撃したくなるのが普通である。こらえる読みつるぎのまいをして普通に電磁波されるのはディスアドバンテージが半端ないので。ということで安全にこらえることができるのがこらえるサンダーの強みと言える。

 

こらえるサンダーはこちらの方がダイマあり竜王戦ルールのときに黒バド軸で使っていたのを参考にさせてもらった。

acepoke.hatenadiary.com

 

ダイマありの時と比べてダイマターンを枯らすという役割は消えたものの接触技の増加、ダイジェットの禁止によるゴリランダーウーラオスの増加などにより、こらえるサンダーは今でも強いと考えている。

 

ウーラオス

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特性:ふかしのこぶし

持ち物:いのちのたま

育て方:陽気 H4 A252 S252 

わざ:インファイト すいりゅうれんだ ストーンエッジ アクアジェット

黒バドレックスに並ぶ本構築の要。黒バドレックスが苦手なポケモンに後投げして、いのちのたまの高火力を押し付けていく。

 

技構成は、高火力のインファイト、すいりゅうれんだ、サンダーへの対抗策であり非接触技でもあるストーンエッジ、先制技のアクアジェットである。

 

当初この枠はウオノラゴンだったが、バンギラスイカサマ持ちへの後投げが安定する、ミミッキュに上から水流連打を叩き込める、ジガルデとかにもすいりゅうれんだの火力を押し続けられる、そもそもすいりゅうれんだが強いことから連撃ウーラオスを採用した。

一撃でなく連撃である理由だが、ウオノラゴン、エースバーン、一撃ウーラオスに強いこと、ザシアンにすいりゅうれんだが通ること、構築にランドガモスへの水打点が欲しかったことなどがある。また、水タイプが故にカイオーガ に水技を打つことを躊躇わせてサンダーやバンギラスを安全に着地させたりすることもできたので連撃ウーラオスでよかった。

 

ちなみにいのちのたまとインファイトorすいりゅうれんだとアクアジェットで無振りザシアンを乱数次第で仕留められる。できなくてもサンダーバックでゴツメダメージを入れればアクジェで縛れる。ちなみに、アクアジェットを打てば無振りザシアンをアストラルビット圏内に入れることも可能。

 

終盤はスカーフカイオーガが少なかったので、上からインファイトを押して大きくHPを削ることができた。やはり素早さが速いのが偉すぎる。

 

相手のゴツメに弱かったのと、いのちのたまダメが辛いことが難点だったが、鬼の活躍を見せてくれた。

 

バンギラス

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特性:すなおこし

持ち物:こだわりハチマキ

育て方:H252 A252 S4

わざ:ロックブラスト かみくだく ほのおのパンチ ばかぢから

 

ウーラオスに変わる崩し枠兼クッション。火力が馬鹿。馬鹿すぎて序盤のイベルタル構築はイベルタルにこいつ投げて技選択してるだけで裏が崩壊していた。甘えたメガネレヒレ出しやウオノラゴン出しもロクブラの回数次第で潰すことだってできた。

 

技構成は、まもみがダイナにダメージを入れるためのロックブラスト、悪技高打点のかみくだく、相手のウーラオス読みに打つ高打点のばかぢからまでは確定だと思う。残りはナットレイ意識のほのおのパンチにしたが、ザシアン意識の地震でもいいと思う。

 

相手の黒バドレックスへのクッションでもあるが、バドレックスの草技が結構痛いので、過信はできない。ただ、砂でタスキを削ればこちらのバドレックスで絶対勝てるのであまり気にはならなかった。むしろハチマキの火力を覚えてしまうとチョッキ使えなくなってしまった...

 

一応ポリ2などのバドレックス受けには強く、崩しも行える。ただ、ザシアン入りには出しにくかったのが難点。

 

こいつはイベルタル受けなのだが、致命的なことに、シーズン終盤のイベルタルはみんなとんぼ返りを持っていたので、バンギラスのHPがゴッソリ削られてしまい、イベルタル軸に勝てなくなってしまった(イベルタル軸受けループとかはテテフで破壊できた)。コケコとか採用するべきかもしれない。

 

あと、相手のバンギラスとの同速勝負によく負けたので、Sはあげるべきですね。

 

ナットレイ

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特性:てつのとげ

持ち物:ヨプのみ

育て方:しんちょう H252 A132 D124 (S個体値0、S実数値25)

わざ:ジャイロボール ボディプレス やどりぎのたね てっぺき

 

1番の諸説枠。相手のカイオーガ とゼルネアス対策である。調整意図は、カイオーガの潮吹き2耐え調整して、あまりをAに回してジャイロボールでワンチャンゼルネアスを倒せるようにしている。

しかし、カイオーガに関してはスカーフ黒バドとウーラオスでなんとかなったりしたため、あんまり出さなかった。一応カイオーガ軸を意識して相手のナットレイの上から鉄壁を打つために性格はしんちょうにしてある。HDだが、鉄壁ボディプレは強いと思う。

 

ゼルネアスに対しては先述したとおり、ジオコン済きあいだまをヨプのみで耐えて、返しのジャイロボールでゼルネアスを削る。

 

わざ構成は、ゼルネアスに打つジャイロボール、ナットレイや相手の物理意識の鉄壁&ボディプレス、回復ソースのやどりぎのたねとなっている。草わざ入れたかった...。

 

多分もっと適役がいる。

 

【感想タイム】

今期はレート2000を目指していたものの、達成できなくて悔しいです...。レート2000達成してる人ってすごいんだなって改めて思いました。レート2000達成したらこの記事の名前は「濃厚豚骨バド無双」になってたんですけど、無双できませんでしたね...

レート2000達成できなかった要因として、ハチマキバンギラスがとんぼイベルタルに対して弱いのにその後継者が見つけられなかったことから勝ちきれないと判断し、潜るのを断念したということがあります。あの崩し要素と耐久を併せ持つポケモンなんていないし...構築を変えるならバンギラスナットレイですかね。

しかし、自己最高レートを更新できたので今期がんばったのは全く無駄になったというわけではなく、しっかりとした一歩は踏み出せたかなと思います。あと構築記事を書いてみたかったので書けたのが嬉しいです。

来季は何使おうかな...色違いザシアン使いたいし、最近朽ちたけんを手に入れたのでザシアン軸も使ってみたいとか思ったりします。でもなんだかんだ一位をとれるのはザシアンじゃないんだろうなとか思ったりします。

それではここらで終わりにしますね。ここまで長文を読んでいただきありがとうございました!